2026年9月20日(日)のシルバーウィーク中、さいたま市の大宮にある八光流柔術本部において、「初段二段技術復習講習」が開催されました。
当日はあいにくの雨模様で台風も接近していましたが、本部所属の師範たちに加え、愛知、東京の小金井や渋谷(当教室)などの支部から参加者が集まりました。
この講習会では、次期宗家(三代目)の奥山貴士先生から八光流柔術の初段技と二段技の重要事項を学べ、技術レベルを一気に底上げできる内容となりました。
今回も、技法解説時の相手役として私も加わらせていただきました。このような機会は、身をもって動作のポイントや感覚を味わえる貴重な場面です。
今回の参加者は白帯と黒帯(初段〜四段修得者)だけではなく、師範まで許された紫帯も多数いました。
黒帯や紫帯については、記事「武道ごとの「黒帯」までの年数と意味について」や記事「黒帯よりも上の帯色について」をご参照ください。


八光流柔術において初段技と二段技はすべての技術体系の土台であり、熟達者であっても常に立ち返って確認し、練磨し続けるべきものなのです。
午前中は、初段技の講習でした。
まずはじめに、通常の本部稽古と同様にウォーミングアップを兼ねた当身の稽古からです。
八光流柔術の当身については、記事「多様な場面で使える! 八光流柔術の当身とは?」をご参照ください。

そして、実はあまり知られていない実戦的な当身として、「手刀と対をなす当身」について説明がありました。
その詳細はあえて伏せますが、応用範囲が広く、非常に効果が高いため、自在に使えるように研究していきたいと思います。
座技では、まず鼻と臍の位置を意識した姿勢の大切さを確認してから、各技法のポイントを教示いただきました。

また、実は「八光捕」と同じく座り技の最初に行うべき「合気当」という技法について解説がありました。
これはおそらく、多くの支部では稽古していないと思われますので、ぜひ取り入れていただくと良いでしょう。
また立技では、八光流刀法にも通じる超重要事項として、足の出し方(歩法)と体軸操作の大原則について、様々な技法の中で具体的に説明がありました。
ここはあいまいにしがちな部分ですが、八光流柔術のほぼすべての立技において守るべき大原則です。
これだけでも技の効き方が格段に高まるため、これを使わずに稽古をするのは本当にもったいないと感じます(詳細は当教室で)。
午後からは、二段技の講習となりました。
二段技では、強烈な痛みとともに一瞬で極まる「本逆」といわれる技法が頻出します。
そのため、お互いの反応を観察しながら繊細に、かつ、しっかりと技を掛け合っていきます。

八光流柔術は誰もが学びやすいように技の数を絞り込んでいる分、無限に応用変化がしやすくなっています。
そのため、全国各地、あるいは世界各地の師範によって様々なバリエーションが生まれていきます。
それは良い面も多いのですが、原型がうすまっていき、本質が変わってしまうリスクもはらんでいます。
今回の技術復習講習ではそのあたりも留意され、折に触れて八光流柔術の元になった「皇民武道」「女子護身道」「護身十八ヶ条」の話題も交えながら、原理原則やコンセプトを確認するというテーマも感じました。
私も含めた本部所属の一部の師範は少し前から研鑽している内容も多かったのですが、支部から参加された方々は、今回かなりの情報量だったようです。
今後、支部に持ち帰って日々の稽古に取り入れていかれることと思います。
また、普段の稽古ではどうしても、ある程度決まった相手と組むケースが多いものです。
一方、このような合同稽古会ではいろいろな相手と組むことができ、新鮮であるとともに対応力も確実にアップするでしょう。
最後に、奥山貴士先生から参加者一人一人に、一般社団法人八光流柔術が発行する修了証書が手渡され、一同、充実感と心地よい疲労感を感じながら閉会となりました。
今後は、三段技、四段技の技術復習講習も開催される予定とのことですので、全国の道場からさらに多くの参加者が集まることを楽しみにしています。
また、これから八光流柔術をはじめたい方は、私の教室にお越しいただければ、今回の講習内容もしっかりと踏まえて稽古を行いますので、ご安心ください。

八光流柔術の魅力は、実際に身体で体験してこそ伝わる部分も多くあります。
護身道シブヤは、初心者の方にも安心して参加していただける少人数クラスで行っています。
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