強さを誇らず、感覚を大切にする
結論からお伝えすると、兎は「強さを誇示せず、身を守る知恵と感覚を大切にする存在」だからです。
そして、本当に護身を心得ておくべき人は、体力的な強者ではなく弱者でしょう。体格的に優位で運動能力が高い人よりも、小柄な方、年配の方、女性にこそ必要なものといえます。
そのような方々の象徴としても兎は合っているように考えます。
体力的な強者ではない人に適した、護身道であることは、下記の記事に詳しく書きました。
一般的に武道や格闘技のロゴというと、虎や龍など、強さを前面に出したモチーフが選ばれることが多いかもしれません。
しかし、護身道シブヤが大切にしているのは、「相手を倒す強さ」ではなく、争いを避け、危険から身を守るための感覚と判断力です。
兎はとても臆病な動物ですが、その分、周囲の変化に敏感で、危険を察知する能力に優れています。
無駄に争わず、素早く距離を取り、身を守る行動を選ぶ。この姿勢は、護身道の考え方ととてもよく重なります。
さらに八光流柔術では、無理やり力でねじ伏せるのではなく、相手の動きや力を感じ取り、最小限の力で身を守ることを重視します。
そのため、体力や筋力に自信がない方、女性や武道未経験の方でも学びやすい護身術です。
月に兎が住んでいると考えた、日本人の感性
また、日本では古来、月に兎が住んでいると考えていたそうです。
満月の模様を、餅をつく兎の姿に見立てたこの発想は、単なる迷信ではなく、自然の中に物語や意味を見出す、日本人ならではの豊かな感性を表しています。
夜空の月を見上げ、そこに兎の姿を感じ取る。そこには、「目に見えるものだけがすべてではない」という、静かな想像力があります。
兎のロゴには、
「強く見せなくていい」
「静かでも、しなやかに身を守れる」
というメッセージを込めています。
護身道シブヤは、武道を競争や力の誇示ではなく、「日常を安心して生きるための嗜み」として伝えていきたいと考えています。その象徴として、兎のロゴを選びました。
一応加えておくと、教室長が卯年の秋(月見の季節)生まれ、というのも理由の一つです。

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